正直に告白します。私、ポイントカードを12枚も作って、年間で貯まったポイントがたった3,200円分だったという黒歴史があります。
43歳、メーカーで管理職をしている者です。年収900万円と聞くと余裕がありそうに思われるかもしれませんが、来年には長男が大学進学を控えています。私立理系なら4年間で600万円以上。正直、夜中に住宅ローンの残高と教育費の試算表を見比べて、冷や汗をかいたことが何度もあります。
そんな私が「ポイント還元」に本腰を入れ始めたのは3年前。最初は大失敗の連続でしたが、試行錯誤の末、昨年は年間約29万円分のポイントを獲得できるようになりました。今日は、私のリアルな失敗と成功の記録をお話しします。
最初の大失敗:「還元率」だけを見てカードを選んだ結果
3年前の私は、ネットで「還元率ランキング」を検索しまくっていました。「還元率2%!」「最大5%還元!」という文字に飛びついて、気づけばクレジットカードが財布に5枚。さらにポイントカードを合わせると12枚という、まるでカードコレクターのような状態でした。
結果は散々でした。ポイントが分散しすぎて、どのカードも「あと少しで交換できる」状態のまま有効期限切れ。楽天ポイント、Tポイント、dポイント、Pontaポイント……全部中途半端。妻に「あなた、ポイント貯めるの下手すぎない?」と言われたときは、さすがに凹みました。
ここで学んだ教訓は3つです。
- カードは「還元率」より「自分の生活動線」で選ぶべき
- ポイントの種類は2〜3種類に絞らないと管理できない
- 「最大○%」の条件は大抵厳しい(私の場合、ほぼ達成できなかった)
正直に言うと、この失敗期間がなければ今の成功はなかったと思います。でも、皆さんには同じ遠回りをしてほしくないので、次に私が実際に効果を感じた方法をお伝えします。
転機になった「生活費の一本化」という発想
転機は、会社の後輩との雑談でした。彼は20代なのに年間15万円分のポイントを貯めていると言うのです。「先輩、カード何枚持ってます?」と聞かれ、「5枚」と答えたら、「多すぎっすね」と一蹴されました。後輩に説教される43歳。なかなかシュールな光景です。
彼のアドバイスはシンプルでした。「メインカード1枚に生活費を全部集約する」。
私の場合、毎月の固定費は以下の通りです。
- 住宅ローン:12万円(銀行引き落としのため対象外)
- 電気・ガス・水道:約2.5万円
- 通信費(スマホ・ネット):約1.8万円
- 保険料:約3万円
- 食費・日用品:約8万円
- その他(ガソリン、サブスク等):約3万円
住宅ローンを除くと、月約18万円、年間216万円がカード決済可能でした。これを還元率1.0%のカードに集約するだけで、年間2.16万円分のポイント。「あれ、意外といけるぞ」と思ったのを覚えています。
私が最終的にメインカードに選んだのは三井住友カード ゴールド(NL)です。年間100万円利用で翌年以降の年会費が永年無料になり、SBI証券でのクレカ積立でもポイントが貯まる。管理職で出張も多いので、空港ラウンジが使えるのも地味に助かっています。
年間29万円を実現した「三階建て戦略」
カードを集約しただけでは、正直まだ物足りませんでした。そこで私が実践したのが、勝手に名付けた「三階建て戦略」です。
【1階】クレカ決済の基本還元(年間約2.5万円分)
先ほど書いた通り、生活費をメインカードに集約。これだけで年間2万円以上は確保できます。コンビニやマクドナルドでの還元率アップも、地味に積み重なります。
【2階】クレカ積立による投資ポイント(年間約6万円分)
SBI証券で毎月10万円のクレカ積立をしています。還元率は条件によって変わりますが、私の場合は平均して年間約6万円分のポイントになっています。
ここで重要な注意点を。投資信託は元本保証ではありません。私も2024年に一時的に評価額が15%ほど下落して肝を冷やしました。ポイント目的だけで投資を始めるのは危険です。あくまで「もともと投資するつもりだった資金」をクレカ経由にするという発想でお願いします。
【3階】ポイントサイト経由の買い物(年間約20万円分)
これが一番インパクトがありました。ハピタスやモッピーなどのポイントサイトを経由して、ふるさと納税や家電購入をするだけで、数%のポイントが追加で貯まります。
昨年、長男の成人祝いに20万円のノートPCを買ったのですが、ポイントサイト経由で購入したら4,000円分のポイントが追加で付きました。妻へのサプライズプレゼント(10万円のバッグ)でも同様に。「サプライズなのにポイントサイト経由する夫ってどうなの」と自分でも思いましたが、貯まるものは貯まるのです。
正直に言いたい「向いていない人」の特徴
ここまで読んで「よし、やってみよう」と思った方もいるかもしれません。でも、正直に書きます。この方法が向いていない人もいます。
- 管理が苦手な人:ポイントの有効期限、利用条件、交換レートなど、細かい確認が必要です。私は月に1回、30分ほど「ポイント棚卸し」の時間を取っています。これが面倒に感じる方には正直おすすめしません。
- 「ポイントのため」に余計な買い物をしてしまう人:「あと2,000円買えばポイント2倍」という誘惑に弱い方は要注意。私も最初の頃、不要な日用品をまとめ買いして妻に「また無駄遣いして」と怒られました。
- クレジットカードの支払いを延滞したことがある人:信用情報に傷がつくリスクと、ポイント還元のメリットは全く釣り合いません。まずは家計管理を優先してください。
また、投資を伴う場合は繰り返しになりますが元本割れのリスクがあります。昨今の株式市場は変動が大きいです。NISAやクレカ積立で投資を始める場合は、必ず余裕資金で行ってください。
まとめ:子供の大学進学という「締め切り」があったから本気になれた
振り返ると、私がポイント還元に本気で取り組めたのは、「来年、長男が大学進学」という明確な締め切りがあったからです。3年間で約87万円分のポイント。入学金の足しにはなりました。
ただ、これは魔法ではありません。地道な管理と、生活費の見直しがあってこその結果です。向かない人には本当に向きません。でも、もしあなたが「このままじゃマズい」と感じているなら、まずはメインカードの見直しから始めてみてください。
最初の一歩は「今使っているカードの還元率を調べる」こと。たった5分の作業です。私のように12枚のカードで迷走する前に、シンプルな一歩を踏み出してみてください。
この記事は、運営者(Ikuo)が自分自身で調べ、まとめた内容です。専門家による監修を受けたものではありません。より詳しい・個別の判断が必要な内容は、専門家や各サービスの窓口に直接ご相談ください。