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  • 新卒で地方企業に入社して15年経った38歳が伝えたい5つの本音

    私、新卒の就職活動で完全に失敗しました。

    正直に言うと、「地方でのんびり働きたい」という曖昧な理由で今の会社を選んだ結果、38歳になった今でも年収450万円から抜け出せずにいます。都内で働く同期が700万円を超えたと聞いた時は、思わずスマホを閉じました。もちろん、地方就職が悪いわけではありません。でも、あの頃の自分にはもっと真剣に考えてほしかった。就活って、思っている以上に人生を左右するんです。今回は、新卒で地方企業に入社して15年経った私が、当時の自分に伝えたいことを正直に書いてみます。

    ちなみにその夜、悔しさのあまり「よし、副業で稼いでやる」と意気込んでネットビジネスの教材を買ったのですが、結局最後まで読んだのは目次だけで、今も部屋の隅で埃をかぶっています。

    新卒の私は「なんとなく地元」で就職先を決めてしまった

    2011年、私は地元の国立大学を卒業し、県内の中小企業に就職しました。理由は単純で、「東京は家賃が高そう」「満員電車がイヤ」「実家から通えるし楽じゃん」という、今思えば小学生レベルの判断基準です。

    当時の就活では、リクナビやマイナビを使っていましたが、地方企業の情報は本当に少なかったです。都内の大手企業はキラキラした説明会を開いているのに、地元企業の説明会は公民館みたいな場所で、配られるのはコピー用紙をホチキスで留めた資料。正直、「まあ、こんなもんか」と思っていました。

    今の就活生の皆さんには、OfferBoxやキミスカのような逆求人型サービスもあります。私の時代にこれがあったら、もしかしたら違う選択をしていたかもしれません。地方にいながら都市部の企業からオファーをもらえるって、冷静に考えるとすごいことですよね。当時の私に教えてあげたい。

    結局、私は「内定をもらえたから」という理由で今の会社に決めました。他に2社から内定をもらっていましたが、「一番早く内定をくれたところが一番自分を必要としてくれている」という謎理論を展開し、深く考えずに承諾書を出したのです。あの時の自分の肩を、タイムマシンがあったら全力で揺さぶりに行きたいです。

    15年働いて気づいた「地方就職のリアル」

    誤解しないでほしいのですが、地方就職が悪いわけではありません。実際、私は15年間この会社で働き続けていますし、それなりにやりがいも感じています。ただ、「知っておくべきだった現実」がいくつかあります。

    まず、年収の差は思った以上に開きます。新卒時は都内の友人と月給で2〜3万円の差でした。「まあ、家賃が安いから実質同じだよね」と自分を納得させていました。でも10年経つと、その差は月10万円以上に。年間で120万円です。これが5年続けば600万円。車が買えます。しかも新車で。私はその間、中古のプリウスを大事に乗っていました。

    一方で、地方のメリットも確実にあります。私は築15年の3LDKマンションを月6万円で借りていますし、通勤は車で15分。満員電車で汗だくになることもありません。子育て環境も良く、保育園は待機児童ゼロでした。このあたりは都内の友人から羨ましがられます。

    ただ、問題は選択肢の少なさです。「この会社が合わないから転職しよう」と思っても、同業種の会社が県内に3社しかない、なんてことがザラにあります。しかも全部知り合いがいる。地方の転職市場は、思っている以上に狭いのです。

    新卒の就活でやっておけばよかった3つのこと

    15年前の自分に伝えたいことを、3つにまとめてみます。

    1. 「なぜその場所で働くのか」を言語化する

    「地元が好きだから」は理由になりません。地元の何が好きなのか、その仕事でなければダメな理由は何か、10年後にどうなっていたいのか。この辺りを就活中に考えておくべきでした。私は「なんとなく」で決めた結果、30代になってから「このままでいいのか」と悩むことになりました。

    1. 年収だけでなく「生涯収入」で考える

    初任給の差は小さくても、昇給率や退職金、福利厚生で大きな差が出ます。私の会社は退職金制度がかなり薄く、これを知ったのは入社5年目でした。就活中に聞けばよかったのですが、「お金の話をするのは失礼」と思い込んでいたんです。全然失礼じゃないです。むしろ聞かない方が後悔します。

    1. 複数の軸で企業を比較する

    当時の私は「内定が出た順」で決めていました。でも今なら、少なくとも「業界の将来性」「会社の財務状況」「キャリアパスの明確さ」「副業の可否」くらいは比較軸として持っておくべきだったと思います。最近は企業の口コミサイトも充実しているので、OpenWorkやエンゲージの情報も参考にするといいでしょう。

    転職か起業か、38歳の今も悩んでいる

    正直に言うと、私は今も迷っています。

    年収450万円という数字は、地方では決して悪くありません。でも、都市部との格差は年々広がっている実感がありますし、このまま同じ会社にいて50代になった時、自分はどうなっているんだろうという不安は常にあります。

    最近はdodaやビズリーチに登録して、たまにスカウトをチェックしています。地方在住でもリモートワーク可の求人が増えてきたのは希望が持てるポイントです。一方で、「38歳・地方在住・中小企業勤務」というスペックで、どこまで挑戦できるのか自信がないのも事実です。

    起業という選択肢も考えました。副業で始めたWebライティングで月5万円ほど稼げるようになり、「これを伸ばせば…」と思うこともあります。ただ、住宅ローンと子供の教育費を考えると、安定収入を手放す勇気がまだありません。これも本音です。

    資産形成についても、30代後半になってからやっと真剣に取り組み始めました。つみたてNISAでインデックス投資をしていますが、「もっと早く始めていれば」と何度思ったかわかりません。ちなみに、投資には元本割れのリスクがありますので、余剰資金で行うことをおすすめします。私も最初は怖くて月1万円からスタートしました。

    まとめ:新卒の就活は「なんとなく」で決めないでほしい

    15年前の私のように、「なんとなく地元」「なんとなく内定が出たから」で就職先を決めると、30代後半になってから後悔する可能性があります。もちろん、地方就職が向いている人もたくさんいます。家族との時間を大切にしたい人、自然の中で暮らしたい人、地域に貢献したい人。そういう明確な理由があるなら、地方就職は素晴らしい選択です。

    ただ、「東京は怖いから」「就活が面倒だから」という理由だけで地方を選ぶのは危険です。自分の人生を「なんとなく」で決めないでください。まずは、OfferBoxやdodaキャンパスなどのサービスに登録して、自分の市場価値を知ることから始めてみてはいかがでしょうか。無料で使えるツールを活用して、後悔のない就活をしてほしいと願っています。

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