私、転職活動で最初の3ヶ月、書類選考に12社連続で落ちました。
正直に言うと、「35歳で子供2人いて住宅ローンも抱えてる自分が転職なんて、無謀だったのかも」と、毎晩布団の中で天井を見つめていました。世帯年収700万円。決して低くはないけど、教育費、住宅ローン、老後資金という「三重苦」が常に頭から離れない。このまま今の会社にいても、劇的な年収アップは見込めない。かといって転職に失敗したら家族を路頭に迷わせることになる。そんな葛藤の中、それでも私は転職という選択肢に賭けてみることにしました。結果的に年収は120万円アップ。でも、そこに至るまでの道のりは、決して順風満帆ではありませんでした。今日は、同じように悩んでいる30代の方に向けて、私のリアルな体験をお伝えします。
転職を決意した理由:このままじゃ教育費が払えない恐怖
きっかけは、上の子が小学校に入学したタイミングでした。妻と将来の教育費を計算してみたんです。中学から私立に入れる可能性、大学の学費、塾代…。エクセルに数字を打ち込んでいくうちに、顔が青ざめていくのが自分でもわかりました。「これ、無理じゃない?」と。
ちなみにその夜、危機感のあまり「よし、副業で稼ぐぞ」と息巻いてせどりの本を大人買いしたのですが、結局出品したのは1点だけで、残りの在庫は今も押し入れで静かに眠っています。
当時の私の年収は約450万円。妻のパート収入を合わせて世帯年収700万円。住宅ローンは毎月9万円、ボーナス払いもあり。子供の習い事、保険料、車の維持費…。貯金はほとんどできていませんでした。老後資金なんて考える余裕すらなかった。
「今の会社で昇給を待つ」という選択肢も考えました。でも、うちの会社の昇給ペースだと、40歳になっても年収500万円がいいところ。課長になれたとしても550万円程度。これでは根本的な解決にならない。
そこで、思い切って転職を考え始めました。同じ業界でも、会社によって年収が100万円以上違うことは知っていました。今のスキルを活かしながら、年収を上げられる会社があるんじゃないか。そう思って、まずは転職サイトに登録してみることにしたんです。最悪、いい話がなければ今の会社に残ればいい。そんな軽い気持ちでした。この「軽い気持ち」が、後に12連敗という現実を突きつけられる原因になるとは、この時は思ってもいませんでしたが。
12社連続不採用から学んだ「35歳転職」のリアル
最初の3ヶ月は地獄でした。書類選考で12社連続不採用。面接にすら進めない。「35歳、転職歴なし、特別な資格なし」という私のスペックは、書類選考という関門の前では無力でした。まるで、素手で城壁を登ろうとしているような気分でしたね。
正直に言うと、この時期は精神的にかなりきつかったです。家族には「ちょっと転職も考えてみようかな」程度にしか言っていなかったので、一人で抱え込んでいました。毎日届く「誠に残念ながら…」というメール。自分の市場価値の低さを突きつけられているようで、自己肯定感がどんどん下がっていきました。
転機が訪れたのは、転職エージェントに登録してからです。それまで私は転職サイトで自分で求人を探して応募していました。でも、エージェントの担当者に言われたんです。「経歴書の書き方、もったいないですよ」と。
具体的に何がダメだったかというと、「やってきたこと」は書いてあるけど、「成果」が書かれていないということでした。「営業として法人顧客を担当」ではなく、「法人顧客50社を担当し、前年比120%の売上を達成」と書く。この違いだけで、書類通過率が劇的に変わりました。
また、「35歳で転職歴なし」は、見方によっては「一つの会社で10年以上継続して働ける人材」というアピールポイントになることも教えてもらいました。自分では弱点だと思っていたことが、実は強みになり得る。この発想の転換は大きかったです。
年収120万円アップを実現した具体的な戦略
エージェントのアドバイスを受けて、私は戦略を大きく変えました。ポイントは3つです。
- 同業界・同職種に絞る:35歳で未経験業界への転職は、年収ダウンのリスクが高い。今までの経験を活かせる分野で勝負する
- 企業規模にこだわらない:大手企業ばかり狙わず、成長中の中堅企業も視野に入れる。意外とこっちの方が年収が高いケースも多い
- 年収交渉を恐れない:内定が出た後の年収交渉は、エージェントに任せる
特に3つ目は重要でした。私は日本人的な遠慮があって、「年収いくら欲しいですか?」と聞かれても「お任せします」と言ってしまうタイプ。でも、転職は人生で数少ない「年収を大幅に上げられるチャンス」なんです。ここで遠慮したらもったいない。
結果的に、私は同業界の中堅企業から内定をもらいました。最初の提示額は年収500万円でしたが、エージェント経由で交渉してもらい、最終的に570万円で決まりました。前職から120万円のアップです。
ただし、正直に言うと、デメリットもありました。通勤時間が片道20分増えた。知名度のある会社から、誰も知らない会社への転職で、親からは心配された。最初の半年は新しい環境に慣れるのに必死で、家族との時間が減った。年収アップの代償として、こういった「見えないコスト」があったことは書いておきます。
転職後1年経って感じる本音:やってよかったけど…
転職して1年が経ちました。年収120万円アップの恩恵は、確実に家計に現れています。毎月の貯金額が増え、子供の習い事も一つ増やせました。教育費への不安は、完全には消えていないけど、かなり軽減されました。
ただ、転職は万能薬ではないとも感じています。新しい会社には新しい会社のストレスがある。人間関係はゼロから構築し直し。前の会社では「ベテラン」だった自分が、ここでは「新人」。この精神的な負担は、想像以上でした。
また、年収が上がると税金も上がります。120万円アップしても、手取りで増えるのは月々6〜7万円程度。「思ったより増えないな」というのが正直な感想です。もちろん、それでも大きいですけどね。
あと、これは完全に個人的な感想ですが、「もっと早く転職していれば」という後悔もあります。30歳の時に動いていれば、もっと選択肢があったかもしれない。35歳はギリギリのラインでした。これを読んでいる30代前半の方がいたら、「まだ早い」と思わずに、一度市場価値を確認してみることをお勧めします。
とはいえ、やらなかった後悔よりは、やった上での学びの方がずっと価値があります。今の会社で3年頑張って成果を出せば、次のステップも見えてくるかもしれない。そんな前向きな気持ちで、日々仕事に取り組んでいます。
まとめ:転職で年収アップを目指す方へ
正直に言うと、転職が向かない人もいます。今の会社で評価されていて、順調に昇進できる見込みがある人。変化が苦手で、新しい環境に適応するのにものすごく時間がかかる人。家族の理解が得られない人。こういった方は、無理に転職する必要はないと思います。
でも、私のように「このままじゃまずい」と感じている方は、まず転職エージェントに登録して、自分の市場価値を確認するところから始めてみてください。登録は無料ですし、いい話がなければ転職しなければいいだけ。私のように12社落ちても、13社目で道が開けることもあります。35歳、子持ち、住宅ローン持ちでも、年収アップは可能です。行動しなければ、何も変わりません。
一人で抱え込まず、プロに話を聞いてもらうという選択肢
転職や就活の悩みは、誰かに話すだけで整理できることもあります。どちらも無料相談なので、「まだ転職するか決めていない」という段階でも気軽に利用できます。
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