43歳で不動産投資を始めて半年で後悔した3つのこと

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正直に告白します。私、不動産投資を始めて半年で「やめておけばよかった」と本気で後悔しました。43歳、管理職、年収900万円。子供の大学進学を2年後に控え、「このままじゃ老後資金が足りない」という焦りから、ろくに勉強もせず最初の物件に手を出してしまったんです。結果、空室が3ヶ月続いて毎月のローン返済に冷や汗をかく日々。妻には「あなた、本当に大丈夫なの?」と何度聞かれたことか。でも、その失敗があったからこそ、今は少しずつ軌道に乗り始めています。

焦りから始めた不動産投資、最初の物件選びで大失敗

きっかけは、会社の先輩が「不動産投資で年間200万円の家賃収入がある」と話していたことでした。当時の私は、子供の大学進学費用と自分の老後資金のダブルパンチに頭を抱えていました。年収900万円あっても、住宅ローンに子供の塾代、保険料と、気づけば毎月の貯金はほんのわずか。「このままじゃマズい」という焦りだけが募っていました。

そんな時に不動産投資の話を聞いて、「これだ!」と飛びついてしまったんです。今思えば、溺れる者は藁をもつかむ、というやつですね。いや、藁どころか、沈む船に乗り込んでしまった感覚でした。

ちなみに、契約書にサインした帰り道、「これで人生逆転だ」と自分にご褒美で奮発した寿司を食べに行ったのですが、2ヶ月後に空室通知が届いた瞬間、あの寿司の値段がじわじわ胃に重くのしかかってきたのを覚えています。

最初に購入したのは、都心から電車で1時間半の築25年のワンルームマンション。価格は850万円で、表面利回りは8%という触れ込みでした。不動産会社の営業マンの「初心者にはこのくらいの価格帯がおすすめです」という言葉を鵜呑みにしてしまったんです。

結果は散々でした。購入して2ヶ月で入居者が退去し、その後3ヶ月間空室が続きました。毎月のローン返済約4万円が、そのまま持ち出しに。管理費と修繕積立金も合わせると、月々5万円以上が消えていく計算です。「利回り8%」なんて、入居者がいればの話。空室になった瞬間、利回りはマイナスです。当たり前のことなのに、私はそんな基本すら理解していませんでした。

失敗から学んだ、不動産投資で絶対に確認すべき3つのポイント

空室の3ヶ月間、私は必死で不動産投資について勉強し直しました。本を10冊以上読み、セミナーにも参加し、先輩投資家にも話を聞きました。その結果、自分がいかに準備不足だったかを痛感したんです。

まず確認すべきは「空室率」と「賃貸需要」です。私が買った物件があるエリアは、近くの工場が閉鎖されたことで人口が減少傾向にありました。そんな基本情報すら調べていなかった自分が恥ずかしい。今では物件を検討する際、必ずそのエリアの人口動態、最寄り駅の乗降客数、周辺の大学や企業の有無をチェックしています。

次に重要なのは「実質利回り」で計算することです。表面利回りは、単純に年間家賃収入を物件価格で割っただけの数字。でも実際には、管理費、修繕積立金、固定資産税、火災保険料、そして空室リスクを考慮した「実質利回り」で見なければ意味がありません。私の物件は表面利回り8%でしたが、実質で計算すると4%台まで下がりました。

そして3つ目は、「出口戦略」を最初から考えておくこと。不動産は買ったら終わりではありません。いつ、いくらで売却できるのか。築年数が進んだ時の資産価値はどうなるのか。これを考えずに買った私は、今でも「この物件、将来どうしよう」という不安を抱えています。

2件目の物件選びで意識を変えた結果

失敗を経験してから半年後、私は2件目の物件を購入しました。今度は徹底的に調査してからです。選んだのは、都心から30分圏内の駅徒歩5分、築15年の1Kマンション。価格は1,200万円と1件目より高めでしたが、エリアの賃貸需要が安定していることを確認済みでした。

この物件を選ぶまでに、実際に現地を5回以上訪問しました。平日の夜、休日の昼、雨の日など、様々な条件で周辺環境をチェック。駅からの道のりを実際に歩き、スーパーやコンビニの位置、街灯の数まで確認しました。正直、ここまでやる必要があるのかと自分でも思いましたが、1件目の失敗を繰り返したくない一心でした。

また、今回は複数の不動産会社から情報を集めました。1社だけの話を鵜呑みにした1件目の反省です。同じ物件でも、会社によって提示される条件や見解が異なることを知りました。セカンドオピニオンって、病院だけじゃなくて不動産でも大事なんですね。

結果、2件目の物件は購入後すぐに入居者が決まり、1年以上安定して家賃収入を得られています。月々の手残りは約3万円。大きな金額ではありませんが、「お金がお金を生む」感覚を初めて実感できました。

税金対策と相続への備え、不動産投資の意外なメリット

不動産投資を始めた当初の目的は「資産形成の加速」でしたが、実際にやってみると税金面でのメリットも大きいことがわかりました。不動産所得は給与所得と損益通算できるため、減価償却費を計上することで課税所得を圧縮できます。年収900万円の私にとって、これは嬉しい誤算でした。

また、管理職として働いている今はいいですが、いつまでも今の収入が続くわけではありません。定年後のことを考えると、給与以外の収入源を持っておくことの安心感は計り知れません。子供が大学を卒業して独り立ちした後、夫婦二人で暮らしていくための基盤として、不動産収入は心強い味方になりそうです。

さらに、相続の観点でも不動産には利点があります。現金で1億円を相続するのと、評価額1億円の不動産を相続するのでは、相続税の計算が大きく異なります。もちろん、不動産は流動性が低いというデメリットもあるので、現金とのバランスを考える必要はあります

ただし、ここで正直に言っておきたいことがあります。不動産投資には元本割れのリスクがあります。物件価格が下落すれば、売却時に損失が出る可能性は十分にあります。また、空室リスク、金利上昇リスク、災害リスクなど、様々なリスクと隣り合わせであることを忘れてはいけません。「不労所得で楽して稼げる」なんてことは、断じてありません。

まとめ:不動産投資は万人向けではない、でも挑戦する価値はある

1年半の経験を経て、私は不動産投資を続けてよかったと思っています。でも、正直に言うと、向かない人もいます。毎月の収支を細かく管理できない人、物件のトラブルに冷静に対処できない人、そして何より「すぐに大金を稼ぎたい」と思っている人には、おすすめしません。不動産投資は長期戦です。私のように焦って始めると、痛い目を見ます。

もしあなたが不動産投資に興味があるなら、まずは勉強から始めてください。本を読む、セミナーに参加する、先輩投資家の話を聞く。最低でも半年は情報収集に費やすべきです。私のような失敗をしないために。そして、十分に準備ができたと感じたら、小さな一歩を踏み出してみてください。その一歩が、10年後の自分を救うかもしれません。

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