正直に言うと、私はiDeCoの開始を3年も先延ばしにして、約45万円の節税メリットを逃しました。「まだ早いかな」「手続きが面倒そう」——そんな言い訳をしている間に、同期はコツコツと積み立てていたんです。43歳、管理職、年収900万円。子供の大学進学も来年に控え、「今さら始めても遅いのでは」と思っていた私が、なぜiDeCoに踏み切ったのか。実際に始めてみて感じた本音を、包み隠さずお話しします。
「iDeCoは面倒」と思い込んでいた私の3年間
40歳になったとき、会社の先輩から「iDeCoやってる?」と聞かれました。正直、その時の私は「イデコ?なんか確定拠出年金の親戚みたいなやつでしょ?」程度の認識でした。「手続きが複雑そう」「60歳まで引き出せないのは不安」——ネットで少し調べただけで、面倒くささが先に立ちました。そして気づけば3年。その間、私が逃した所得税・住民税の節税額は、ざっと計算して約45万円。家族旅行なら北海道にグルメツアーで2回は行ける金額です。いや、笑えない。
実際に始めてみた—手続きは思ったより簡単だった
重い腰を上げて、2024年の夏にようやく申し込みました。私が選んだのはSBI証券のiDeCoです。運用商品のラインナップが豊富で、口座管理手数料が業界最安水準だったから。手続きで一番面倒だったのは、会社への届出でした。「事業所登録申請書」の依頼に約2週間、口座開設完了まで約1ヶ月半。トータルで2ヶ月近くかかりました。でも、手続き自体は正直言って拍子抜けするほど簡単でした。書類を書く時間は夕食後の30分程度。3年間「面倒だから」と逃げていたのは何だったのか。
年収900万円の私が実感した節税効果と運用実績
私の場合、会社員なので掛金の上限は月2万3000円(年間27万6000円)です。年収900万円だと所得税率は23%、住民税は10%。つまり、年間で約9万円以上の節税効果があります。運用商品の配分:
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー):70%
- eMAXIS Slim 先進国債券インデックス:20%
- あおぞらDC定期(1年):10%
開始から約1年が経過した現在、運用益は約4.2%。節税効果だけで年間9万円。17年続ければ150万円以上の節税です。
正直に言います—iDeCoのデメリットと向かない人
まず、60歳まで原則引き出せないこと。来年には長女の大学進学が控えています。入学金や授業料で家計は楽ではありません。iDeCoに入れたお金は「ないもの」として考えるしかない。流動性の低さは確実に家計の柔軟性を下げます。次に、受取時の税金。「入口で節税、出口で課税」という構造を理解しておく必要があります。
以下に該当する人はiDeCoが向かないかもしれません:
1. 近い将来、まとまった出費(住宅購入、教育費など)を控えている人
2. 収入が不安定で、毎月の拠出継続に不安がある人
3. すでに退職金が潤沢で、受取時の税金が増える可能性がある人
4. 投資のリスクを一切取りたくない人
まとめ:3年遅れでも始めてよかった
43歳でiDeCoを始めた私が伝えたいのは、「遅すぎることはないけど、早ければ早いほどいい」ということです。3年の遅れは約45万円の節税メリットを逃しましたが、今から17年積み立てれば150万円以上の節税効果が見込めます。まずは無料のシミュレーションで、ご自身の状況に合うか確認してみてください。「いつか」は一生来ません。
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