正直に言います。私、医療保険に入りすぎていました。
32歳、シングルマザー、小学2年生の娘が1人。年収は280万円で、毎月の家計はカツカツです。「もし私が倒れたら娘はどうなるの?」という不安から、離婚後すぐに医療保険を2つも契約してしまいました。月の保険料は合計で約8,000円。当時は「これで安心」と思っていたんです。でも1年後、ファイナンシャルプランナーさんに家計相談をしたとき、「それ、かなりムダがありますよ」と言われて頭が真っ白になりました。今日は、保険の素人だった私が学んだ「シングルマザーに本当に必要な医療保険の考え方」をお話しします。
ちなみに、あれだけ「これで安心」と胸を張っていたのに、実際には約款をほとんど読んでおらず、FPさんに「この特約、内容説明できますか?」と聞かれて見事に固まってしまいました。
高額療養費制度を知らなかった私の大失敗
恥ずかしい話ですが、私は「高額療養費制度」の存在を知りませんでした。いや、名前は聞いたことあったんです。でも「なんか難しそう」「自分には関係ない」と思い込んで、ちゃんと調べていなかったんですね。
高額療養費制度とは、医療費が高額になった場合、自己負担額に上限が設けられる公的な制度です。年収280万円の私の場合、ひと月の医療費の自己負担上限は約57,600円。つまり、どんなに大きな手術をしても、保険適用の治療なら月6万円弱で済むということなんです。
これを知ったとき、「じゃあ入院日額1万円の保険、いる?」という疑問が湧きました。だって、仮に2週間入院しても自己負担は6万円程度。入院日額5,000円の保険でも、14日間で7万円もらえる計算です。正直、1万円の保障は私にはオーバースペックでした。
さらに、私が住んでいる自治体には「ひとり親家庭医療費助成制度」があり、子どもだけでなく親の医療費も一部助成されます。公的支援を調べずに民間保険に頼りすぎていた自分が、ちょっと情けなくなりました。保険会社のCMは上手なので、つい「備えあれば憂いなし」と思ってしまうんですよね。でも、まずは公的制度を知ることが第一歩だと痛感しました。
FPさんに相談して気づいた「本当に必要な保障」
家計の見直しをしようと思い立ち、無料のFP相談を利用しました。最初は「無料って怪しくない?」と警戒していたんですが、結論から言うと相談して本当によかったです。
FPさんに言われたのは、「医療保険で備えるべきは、公的制度でカバーできない部分だけでいい」ということ。具体的には以下の3点を重視すべきだと教わりました。
- 差額ベッド代(個室料金):高額療養費の対象外
- 先進医療費:保険適用外で数百万円かかることも
- 入院中の収入減への備え:特にシングルマザーは死活問題
この視点で自分の保険を見直したら、2つの保険のうち1つは完全に重複していたことが判明。しかも、先進医療特約は両方についていたので、片方は完全にムダでした(先進医療特約は1つあれば十分です)。
結果的に、私は以下のように保険を整理しました。
- 入院日額5,000円のシンプルな医療保険に一本化
- 先進医療特約はそのまま継続(月数百円で安心を買える)
- がん特約は削除(別途がん保険を検討中)
これで月の保険料は約8,000円から5,000円に。年間36,000円の節約です。正直、もっと早く相談していればよかったと後悔しています。ちなみに、FPさんは「保険は人生のお守りじゃなくて、経済的リスクへの対策ツールですよ」と言っていて、その言葉が妙に心に刺さりました。お守りだと思うと、なんとなく手放せなくなっちゃうんですよね。
シングルマザーが医療保険を選ぶときの3つのポイント
私の経験から、シングルマザーが医療保険を選ぶときに大切だと思うポイントを3つにまとめました。
1. まず公的制度を徹底的に調べる
高額療養費制度、ひとり親家庭医療費助成、傷病手当金(会社員の場合)など、使える公的支援は意外と多いです。私のように「なんとなく不安だから」で保険に入ると、公的制度と重複してお金をドブに捨てることになります。お住まいの自治体のホームページ、ぜひチェックしてください。
2. 「入院日額」より「一時金タイプ」も検討する
最近は入院が短期化しているので、「入院したら一括で10万円もらえる」というタイプの保険も人気です。シングルマザーの場合、入院中に子どもを預ける費用や、退院後の生活立て直し資金が必要になることも。日額タイプにこだわらず、自分のライフスタイルに合った形を選ぶのがおすすめです。
3. 「安さ」だけで選ばない
ネット保険は確かに安いですが、保障内容をきちんと理解できていないと危険です。私は最初、月1,500円の激安医療保険に惹かれましたが、よく見たら入院61日目からしか保障されないタイプでした(そんなに長く入院することある?って話ですよね)。安いものには理由があります。約款はちゃんと読みましょう。私は読まなかった人間なので、自戒を込めて言っています。
ちなみに余談ですが、保険の見直しをした直後に娘が「ママ、保険って何?」と聞いてきたので、「大人の課金アイテムだよ」と答えたら、「ガチャ?」と返されました。ある意味、間違ってないかもしれません。引きが悪いと使わないまま終わる点とか。
医療保険の見直しで浮いたお金の使い道
月3,000円の節約は、年間にすると36,000円。「たったそれだけ?」と思うかもしれませんが、シングルマザーにとってこの金額は大きいんです。
私はこの浮いたお金を、娘の教育費として積み立てることにしました。具体的には、楽天証券でつみたてNISAを始め、月3,000円ずつインデックスファンドに投資しています。もちろん、投資には元本割れのリスクがあります。でも、銀行に預けていても増えない時代。娘が大学に行く頃(約10年後)には、少しでも増えていてくれたらいいなと思っています。
正直なところ、保険を減らすのは最初怖かったです。「もし本当に病気になったらどうしよう」という不安は今でもゼロではありません。でも、FPさんの言葉を借りれば、「不安を解消するために必要以上のお金を払うのは、保険会社を喜ばせているだけ」なんですよね。
将来の病気より、今の教育費。未来の入院より、今日のご飯。そう考えたら、保険にかけすぎていたお金を「今の生活」や「子どもの未来」に回す方が、私にとっては合理的だと思えるようになりました。
まとめ:医療保険の見直しは「自分を知ること」から
医療保険の見直しは、正直向かない人もいます。たとえば、すでに持病がある方は新しい保険に入りにくいことがありますし、「保険があるから安心できる」という精神的な支えが必要な方もいるでしょう。無理に削る必要はありません。
ただ、私のように「なんとなく不安だから」「周りが入っているから」という理由で加入している方は、一度立ち止まって考えてみてほしいんです。公的制度を知り、自分に必要な保障を見極めること。それだけで、月数千円の節約になる可能性があります。
まずは無料のFP相談や、自治体の窓口で公的支援について聞いてみることをおすすめします。私のように「もっと早く知りたかった」と後悔しないために。
この記事は、運営者(Ikuo)が自分自身で調べ、まとめた内容です。専門家による監修を受けたものではありません。より詳しい・個別の判断が必要な内容は、専門家や各サービスの窓口に直接ご相談ください。