正直に言うと、私は医療保険で大失敗していました。32歳、シングルマザー、5歳の娘を育てながら年収280万円で生活している私。毎月の保険料が家計を圧迫しているなんて、気づくのに3年もかかってしまったんです。「万が一のため」と思って加入した医療保険が、実は「万が一」の前に家計を崩壊させかけていたという皮肉。今日は、そんな私が医療保険を見直して月3000円の節約に成功した体験をお話しします。
入院したら安心…のはずが、貯金ゼロで気づいた保険料の重さ
離婚した直後の29歳のとき、「これからは私が娘を守らなきゃ」という一心で、知り合いの保険外交員に勧められるまま医療保険に加入しました。入院日額1万円、女性特約、先進医療特約、がん特約…とにかく「手厚い保障」という言葉に安心感を覚えて、月々8,500円の保険料を払い続けていたんです。
でも、よく考えてください。年収280万円ということは、手取りは月18万円程度。そこから家賃、光熱費、食費、娘の保育料を払うと、残るのは本当にわずか。保険料8,500円って、娘と2人で外食できる回数が月2回は減る金額なんですよね。
決定的だったのは、昨年の冬。娘がインフルエンザにかかって、私もうつってしまったとき。仕事を1週間休んで、その月の収入が激減。病院代と薬代を払おうとしたら、貯金がほぼゼロだったんです。「入院したら日額1万円もらえる」保険に入っているのに、普段の医療費や生活費を払う余裕がない。これって本末転倒じゃない?と、やっと気づきました。
保険は「もしも」のときのお守りですが、そのお守りを買うために「今」の生活が苦しくなっていたら意味がない。当たり前のことなのに、不安に駆られていた当時の私には見えていませんでした。
公的制度を知ったら「そんなに保障いらなくない?」と気づいた
保険を見直そうと思い立って、まずやったのは公的医療制度について調べることでした。恥ずかしながら、高額療養費制度のことをちゃんと理解していなかったんです。
ちなみに、それまでは「医療保険は多いほど安心」と信じて疑わなかったのに、いざ保障内容を書き出してみたら同じような特約を3つも重複契約していたことが判明し、我ながら見事な保険迷子っぷりに苦笑いしました。
調べてわかったのは、私の収入だと、どんなに医療費がかかっても1ヶ月の自己負担上限は約57,600円ということ(※収入によって異なります)。つまり、仮に100万円の手術を受けても、窓口で払うのは最終的に6万円弱で済むんです。しかも、事前に「限度額適用認定証」を取得しておけば、病院の窓口での支払い自体がその金額に抑えられます。
さらに、シングルマザーには「ひとり親家庭等医療費助成制度」があります。自治体によって内容は異なりますが、私の住んでいる市では、子どもの医療費は無料、私自身も1回500円の負担で済みます。これを知ったとき、正直「今まで何のためにあんなに保険料払ってたの…」と頭を抱えました。
もちろん、公的制度でカバーされない部分もあります。
- 入院中の食事代(1食460円程度)
- 差額ベッド代(個室を希望した場合)
- 先進医療の技術料
- 入院中の収入減少
でも、これらを全部カバーしようとして月8,500円払うより、最低限の保障に絞って、浮いたお金を貯金に回すほうが現実的だと思いました。だって、入院したときに「保険金が出るまでの生活費」を貯金から出せないと、結局困りますからね。
実際に見直してみた結果と、私が選んだ保険
そこで私は、無料の保険相談サービスを利用して、プロのFPさんに相談しました。ネット予約で近くのカフェに来てもらえたので、娘を保育園に預けている間にサクッと相談できたのは助かりました(お茶代は自腹でしたが、まぁそこは必要経費ということで)。
FPさんに現状を説明すると、「公的制度をしっかり把握されていますね。それなら、医療保険はシンプルなもので十分だと思います」と言ってもらえました。そして提案されたのが、入院日額5,000円、手術給付金あり、先進医療特約付きで月額約2,000円のネット型医療保険でした。
具体的には、オリックス生命の「新キュア」や、アクサダイレクトの「終身医療」などを比較検討しました。最終的に私が選んだのは、月額1,980円の掛け捨て型医療保険。入院日額は5,000円に下げましたが、公的制度と組み合わせれば十分だと判断しました。
正直に言うと、最初は「保障を減らすのって不安…」という気持ちもありました。でも、FPさんに「不安を保険で解消しようとすると、保険料が青天井になりますよ」と言われて、ハッとしたんです。保険はあくまで「経済的リスクへの備え」であって、「精神的な安心を買う商品」ではない。その線引きを意識するようになってから、判断がしやすくなりました。
見直し後の変化はこんな感じです。
- 保険料:月8,500円 → 月1,980円(月約6,500円の節約)
- 年間で約78,000円の節約
- 浮いたお金は娘の教育費用の積立へ
ただし、注意点もあります。私は持病がなく、健康状態に問題がなかったので新しい保険にスムーズに加入できました。持病がある方や、過去に大きな病気をした方は、加入条件が厳しくなったり、保険料が高くなったりする可能性があります。現在の保険を解約する前に、必ず新しい保険の加入審査を通過してからにしてくださいね。
医療保険の見直しが向いている人・向いていない人
ここまで読んで、「自分も見直そうかな」と思った方もいるかもしれません。でも、正直に言うと、医療保険の見直しが向かない人もいます。
見直しが向いている人:
- 何年も前に加入して、一度も内容を確認していない
- 公的制度を把握せずに「とりあえず手厚く」で加入した
- 保険料が家計を圧迫していると感じている
- 健康状態に大きな問題がない
見直しに慎重になったほうがいい人:
- 持病があり、今の保険に条件なしで加入できている
- 貯蓄が十分にあり、保険料が負担になっていない
- 現在の保障内容に納得して加入している
特に、古い保険には今では加入できない有利な条件がついていることもあるので、解約前に必ず確認してください。私の場合は、3年前に加入した比較的新しい保険だったので、見直しのデメリットは少なかったです。
また、保険は万能薬ではありません。保険だけに頼らず、緊急予備資金として最低でも生活費3ヶ月分の貯金を確保することを目標にしています。私はまだ道半ばですが、保険料を見直したおかげで、少しずつ貯金できるようになりました。
まとめ:不安に振り回されず、自分に合った備えを
シングルマザーで収入が限られている私にとって、医療保険の見直しは「不安との付き合い方」を考え直すきっかけになりました。公的制度を知り、本当に必要な保障を見極めることで、月3,000円以上の節約ができました。ただし、見直しには向き不向きがあります。持病がある方や、現在の保険に満足している方は、無理に変える必要はありません。まずは無料相談で「自分の場合はどうか」を確認してみるのがおすすめです。浮いたお金で娘とアイスを食べに行ける。そんな小さな幸せのために、保険と向き合ってみませんか?
この記事は、運営者(Ikuo)が自分自身で調べ、まとめた内容です。専門家による監修を受けたものではありません。より詳しい・個別の判断が必要な内容は、専門家や各サービスの窓口に直接ご相談ください。
コメントを残す