シングルマザーが生命保険を見直したら月5000円浮いた話

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正直に言うと、私は生命保険のことを何も考えずに加入していました。「とりあえず入っておけば安心」という、今思えば恥ずかしいくらい甘い考えで。32歳、シングルマザー、年収280万円。5歳の息子を一人で育てている私にとって、毎月の保険料1万2000円は決して軽い出費ではありませんでした。でも「子供のために必要だから」と思考停止していたんです。そんな私が保険を見直すきっかけになったのは、息子の小学校入学準備でお金が飛ぶように消えていった、あの春のことでした。

「お守り代わり」の保険に月1万2000円払っていた過去の私

離婚した直後、将来への不安から駆け込むように保険ショップへ行きました。「お子さんが小さいなら、万が一のときのために」と勧められるがまま、死亡保障3000万円、医療保険、がん保険のセットに加入。月々の保険料は1万2000円。当時の私は「これで何かあっても息子は大丈夫」と安心しきっていました。

でも、冷静に考えてみてください。年収280万円の私が、本当に3000万円もの死亡保障が必要だったのでしょうか。

きっかけは、息子の小学校入学準備でした。ランドセル、学習机、文房具、体操服……気づけば10万円以上が消えていました。「このペースだと、中学・高校はどうなるの?」と急に怖くなり、家計を総点検することに。そこで初めて、保険料の高さに向き合ったんです。

ネットで調べてみると、遺族年金という制度があることを知りました。シングルマザーの私が亡くなった場合、息子には遺族基礎年金が支給される。さらに、会社員なので遺族厚生年金も上乗せされる可能性がある。「え、じゃあ3000万円も本当にいる?」と、頭の中がぐるぐるし始めました。

FPに相談して気づいた「保障のダブり」と「足りない部分」

モヤモヤを抱えたまま、無料のファイナンシャルプランナー相談を予約しました。正直、「また保険を売りつけられるんじゃ……」という警戒心もありましたが、背に腹は代えられません。

相談で分かったのは、私の保険には「ダブり」と「抜け」があったということ。

  • ダブり:医療保険の入院給付と、会社の健康保険の傷病手当金・高額療養費制度がかぶっている部分があった
  • 抜け:私が働けなくなったときの「収入保障」が手薄だった

FPさんいわく、「シングルマザーの方は、死亡保障よりも就業不能になったときの備えを優先したほうがいいケースが多いです」とのこと。確かに、死んでしまえば遺族年金が出るけど、病気で働けなくなったら……? その視点が完全に抜けていました。

また、死亡保障についても「お子さんが独立するまでの生活費を逆算しましょう」とアドバイスをもらいました。息子が18歳になるまであと13年。遺族年金で足りない分だけ民間の保険でカバーすればいい。計算してみると、死亡保障は1500万円程度で十分という結論に。3000万円の半分です。

この時点で、「保険って、高ければ安心ってわけじゃないんだ」と、ようやく目が覚めた気がしました。

見直し後の保険内容と、実際に浮いたお金の使い道

FPさんと相談しながら、最終的に以下のように保険を見直しました。

  1. 死亡保障:収入保障保険(月10万円×13年)に変更 → 万が一のとき、息子が18歳まで毎月受け取れる形に
  2. 医療保険:高額療養費制度を考慮し、最低限のシンプルなプランに
  3. がん保険:一時金タイプのシンプルなものに変更

結果、月々の保険料は1万2000円から7000円に。月5000円、年間で6万円の節約になりました。

「たった5000円?」と思う方もいるかもしれません。でも、年収280万円の私にとって、6万円は大きいです。息子の習い事1年分。夏休みのちょっとした旅行代。将来の教育費の足しにもなる。保険料を減らしたことで、今の生活と将来の備え、両方に回せるお金が増えたんです。

ちなみに、浮いた5000円のうち3000円はつみたてNISAに回すことにしました(投資信託には元本割れのリスクがありますので、余裕資金の範囲で)。「保険で貯蓄」より「保険は保険、貯蓄は貯蓄」と分けたほうが、私のような低収入家庭には合っている気がします。保険に貯蓄機能を求めると、どうしても保険料が高くなりますからね。

あ、残りの2000円ですか? これは息子との外食代です。月に一度のファミレスが、私たち親子の小さな贅沢なので。ここは削れません(笑)。

公的制度を知っておくだけで、保険選びはラクになる

今回の見直しで一番の学びは、「民間の保険に入る前に、公的制度を把握する」ということでした。

私が活用できる(または知っておくべき)公的制度をまとめると、こんな感じです。

  • 遺族年金:私が亡くなった場合、息子に支給される
  • 高額療養費制度:医療費が高額になっても、自己負担には上限がある
  • 傷病手当金:病気やケガで働けないとき、給与の約2/3が最長1年半支給される
  • 児童扶養手当:すでに受給中。シングルマザーの生活を支える大切な制度
  • 就学援助制度:息子の給食費や学用品費の一部を補助してもらっている

これらを知った上で「足りない部分だけ」民間保険で補う。そう考えると、保険選びがすごくシンプルになりました。

ただ、正直に言うと、公的制度は申請しないともらえないものが多いです。「知らなかった」で損をすることもある。だから、自治体の窓口やFP相談を活用して、自分が使える制度を把握しておくことが大事だと思います。私も最初は「役所って敷居が高い……」と思っていましたが、意外と親切に教えてもらえましたよ。

まとめ:保険の見直しが向かない人もいます

ここまで読んでくださった方に正直にお伝えすると、保険の見直しは「向かない人」もいます。たとえば、今の保険に納得していて、保険料も家計を圧迫していない方。あるいは、持病があって新しい保険に入りにくい方。そういう方は無理に見直す必要はありません。

でも、もし「なんとなく加入したまま」「保険料が高いけど仕方ない」と思っているなら、一度立ち止まって考えてみてほしいです。私のように、公的制度と組み合わせて「足りない分だけ」備えるという発想で、月々の負担が軽くなるかもしれません。無料のFP相談や保険ショップを活用して、まずは現状を把握するところから始めてみてください。私もそこからでした。

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