63歳で保険見直し3社比較した結果と月2万円節約の記録

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正直に言うと、私は定年退職するまで保険のことをまともに考えたことがありませんでした。妻に任せきりで、毎月口座から引き落とされる金額すら把握していなかったのです。退職金2000万円を手にして「さあ、これからの人生設計を」と意気込んだものの、ふと通帳を見て愕然としました。保険料だけで月5万円以上も払っていたのです。年金生活でこの出費は痛すぎる。慌てて保険見直しを始めましたが、最初は失敗の連続でした。同じ63歳前後の方に、私の体験が少しでも参考になれば幸いです。

月5万円の保険料に気づいた日のショック

退職して最初の年金支給日、通帳記帳に行って目を疑いました。年金から引かれる税金や社会保険料は覚悟していましたが、それとは別に銀行口座から毎月引き落とされる保険料の合計が5万3000円。内訳を確認すると、終身保険、医療保険、がん保険、個人年金保険と、30代から加入していた保険がそのままになっていたのです。

「これ、全部必要なの?」と妻に聞くと、「あなたが入れって言ったんでしょ」と冷たい返事。確かに子どもが小さかった頃、生命保険の営業さんに言われるがまま契約した記憶があります。でも子どもはとっくに独立しているし、住宅ローンも完済済み。ライフステージが変わっているのに、保険は30年前のままという状態でした。

焦った私は、まずネットで「60代 保険 見直し」と検索しました。すると「定年後は保険を減らすのが基本」という記事がたくさん出てきます。しかし、具体的に何をどう減らせばいいのかわからない。医療費への備えは必要だし、退職金を守りたい気持ちもある。結局、自分一人では判断できず、プロに相談することにしました。

3社の無料相談を受けて分かった意外な事実

私が利用したのは、保険見直し本舗ほけんの窓口保険クリニックの3社です。どれも無料で相談できるということで、比較のために全部回ってみました。正直、最初は「無料って怪しい」と思っていましたが、各社とも複数の保険会社の商品を扱う代理店なので、契約が成立すれば保険会社から手数料が入る仕組みだと知って納得しました。

驚いたのは、3社とも提案内容が微妙に違ったこと。ある担当者は「終身保険は解約して、医療保険だけ残しましょう」と言い、別の担当者は「終身保険は払い済みにして、新しい医療保険に入り直しましょう」と提案してきました。同じ情報を伝えているのに、なぜこうも違うのか。

後から分かったのですが、担当者によって得意な保険会社や商品が異なるようです。だからこそ、1社だけで決めずに複数比較することが大切だと実感しました。ちなみに私の場合、最も丁寧に現在の保険証券を分析してくれたのは保険見直し本舗の担当者さんでした。「この特約、今は使えませんよ」と、契約書の細かい部分まで指摘してくれたのが決め手になりました。

ただし注意点もあります。相談は無料でも、新しい保険に加入すれば当然保険料は発生します。また、持病があると入れない保険も多いです。私は幸い健康でしたが、妻は高血圧の薬を飲んでいるため、選択肢が限られました。「無料相談」という言葉に惹かれて行っても、全員が理想の結果になるわけではないことは知っておくべきでしょう。

実際に見直した内容と月2万円節約の内訳

さて、実際に私がどう見直したかをご紹介します。まず、死亡保険金3000万円の終身保険は「払い済み」に変更しました。払い済みとは、今後の保険料支払いをやめて、これまで払った分で保障を続ける方法です。保障額は1200万円に減りましたが、子どもも独立している今、妻への葬式代と少しの生活費があれば十分と判断しました。これで月2万円の節約です。

次に、30代で入った医療保険を解約し、新しい医療保険に加入しました。昔の医療保険は入院5日目から給付という条件でしたが、今は日帰り入院でも給付される商品が主流です。63歳での新規加入なので保険料は上がりましたが、保障内容は格段に良くなりました。差し引きで月3000円ほどの負担増です。

がん保険はそのまま継続しました。60代はがんのリスクが高まる年代ですし、入院だけでなく通院治療にも対応している商品だったからです。何でも解約すればいいわけではないというのも、今回学んだことの一つです。

個人年金保険は悩みましたが、あと2年で受け取り開始なので継続することにしました。解約返戻金を計算してもらったところ、満期まで待った方が30万円ほど得だったのです。「面倒だから全部解約」とならなくて良かったと胸をなでおろしています。

結果として、月5万3000円だった保険料が3万2000円になりました。年間で約25万円の節約です。退職金を取り崩すペースを遅らせることができ、精神的にもかなり楽になりました。ちなみに妻には「あなたが30年間無関心だったツケが今頃回ってきたのよ」と言われましたが、まあ、返す言葉もありません。

保険見直しで失敗しないための3つのポイント

最後に、私の経験から得た教訓を3つお伝えします。

  1. 現在の保険証券をすべて揃えてから相談に行く
    私は最初、証券を2枚しか持っていかず、後から追加で相談するはめになりました。契約している保険は全て把握してから相談することで、二度手間を防げます。
  2. 複数の窓口で相談して比較する
    前述の通り、担当者によって提案が異なります。面倒でも2〜3社は回ることをお勧めします。私の場合、1社目の提案をそのまま受けていたら、払い済みという選択肢を知らないままでした。
  3. 「解約」と「払い済み」の違いを理解する
    終身保険や個人年金保険は、解約するとこれまでの掛け金が無駄になることがあります。払い済みや減額という方法も検討しましょう。

また、重要な注意点として、保険の見直しで新しい保険に加入する場合、健康状態の告知が必要です。持病や既往歴によっては加入できなかったり、保険料が割高になったりします。「見直せば必ず得をする」わけではないことは肝に銘じてください。特に現在治療中の病気がある方は、既存の保険を安易に解約しないよう注意が必要です。

それから、保険は金融商品の一種ですので、将来の保障内容や受取金額が変わる可能性もあります。特に変額保険や外貨建て保険は元本割れのリスクがありますので、退職金の安全な運用を重視する方は慎重に検討してください。

まとめ:向かない人もいるけれど、一度は見直す価値がある

保険見直しは、正直に言うと向かない人もいます。すでに最適な保険に入っている人、持病で新しい保険に入れない人、そもそも保険にほとんど入っていない人には、大きなメリットはないかもしれません。また、面倒な手続きが苦手な方にはストレスになる可能性もあります。

しかし、私のように「何となく入ったまま放置している保険」がある方は、一度プロに相談してみる価値は十分にあると思います。年金生活での月2万円の節約は、想像以上に大きいです。無料相談だけでも、自分の保険の過不足が分かるだけで収穫があります。63歳の私にできたのですから、きっとあなたにもできるはずです。まずは保険証券を引っ張り出すところから始めてみてください。

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