つみたてNISAで含み損、知恵袋に相談した34歳の顛末

「長期投資は基本的に元本割れしにくい」と聞いて始めたはずのつみたてNISA。それなのに、証券口座を開くたびにマイナス表示が続くと、「やっぱり自分には向いていなかったのでは」と不安になりますよね。始めたばかりで結果を求めてしまうのは、ごく自然な気持ちです。焦って自分を責めなくても大丈夫です。

実はこれ、他人事ではなく私自身の話でもあります。つみたてNISAを始めた直後、たまたま相場が下落した時期と重なり、口座を開くたびにマイナス表示が続いたことがありました。「積立投資は長期で見るべき」と自分に言い聞かせていたはずなのに、気づけば毎晩スマホでチャートを確認する日々。ある夜、あまりの含み損に耐えきれず、こっそり知恵袋に「つみたてNISA 大損 やめるべき」と検索し、似たような投稿に片っ端から共感していたところ、隣で見ていた夫に「それ、毎日見てるとメンタルやられるから、通知切ったら?」と至極当然の指摘をされました。図星すぎて何も言い返せず、その場で通知をオフにしたものの、結局その日の夜も気になって自分からアプリを開いてしまい、「通知は切ったのに、自分から見に行ってどうするんだ」と、布団の中で一人ツッコミを入れる羽目になりました。

つみたてNISAという制度の基本をおさらいする

つみたてNISAは、長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度です。毎月コツコツと一定額を積み立てることで、購入時期を分散させ、価格変動の影響を平準化する効果が期待できる仕組みになっています。ただし、これはあくまで「値動きの影響を和らげる工夫」であり、価格が下落する局面自体をなくすものではありません。投資である以上、元本割れのリスクは常に存在します。

また、非課税制度であるため、通常であれば運用益にかかる約20%の税金が免除される点も大きな特徴です。ただし非課税というメリットは、あくまで利益が出た場合の話であり、含み損の状態を保証してくれるものではないことも、あわせて理解しておく必要があります。

始めたばかりで含み損を見てしまう34歳の悩み

投資を始めたばかりの時期は、価格の上下に一喜一憂しやすいものです。特に、始めた直後にたまたま相場が下落する時期と重なると、「自分のタイミングが悪かったのでは」「もっと勉強してから始めるべきだったのでは」と、必要以上に自分を責めてしまいがちです。しかし、相場の上下は誰にも正確には予測できません。始めたタイミングの良し悪しを、後から自分の判断ミスのように捉える必要はありません。

また、SNSや知恵袋には「大損した」という声が集まりやすい傾向があります。うまくいっている人はわざわざ発信しないことも多いため、ネガティブな情報ばかりが目に入り、実態以上に不安を煽られてしまうことも少なくありません。

不安と付き合いながら積立を続けるための工夫

投資を続けるうえで大切なのは、短期的な値動きに振り回されない仕組みを、自分自身で作っておくことです。

  • 口座を確認する頻度をあらかじめ決めておく(毎日ではなく、月1回など)
  • 「いつまでに、何のために使うお金か」という投資の目的を紙に書き出しておく
  • 生活防衛資金(当面の生活費)を別に確保し、投資に回すのは余裕資金だけにする
  • 値動きに慣れないうちは、値動きの大きい商品より、値動きが比較的緩やかな商品から始める

証券会社によって取り扱う商品のラインナップや手数料、サポート体制は異なります。自分の性格に合った運用方針を相談できる証券会社を選ぶことも、長く続けるための一つの工夫です。また、含み損が続く時期は誰にでも訪れうるものです。積立投資は本来、数年から数十年単位で考えるものであり、短期の値動きだけで「向いていない」と判断するのは早計かもしれません。とはいえ、投資は元本割れのリスクを伴うものであり、必ず利益が出ると保証されているわけではない点は、繰り返し心に留めておく必要があります。

どうしても値動きが気になって落ち着かないという人は、証券口座のアプリを開く曜日を「毎週日曜だけ」などと自分ルールで決めてしまうのも効果的です。また、家族やパートナーに「見すぎているときは教えてほしい」とあらかじめお願いしておくのも一つの方法です。私自身、夫から指摘してもらったことで初めて自分の見すぎに気づけました。一人で抱え込まず、身近な人に付き合い方の工夫を共有しておくことも、長く投資と付き合っていくための立派な対策だと思います。

よくある質問

Q1. 含み損が出ている今、積立をやめた方がいいですか?

やめるかどうかは、投資の目的や期間、家計の状況によって異なります。感情的な判断で急いで決めるのではなく、当初決めた投資の目的や期間に立ち返って考えることをおすすめします。判断に迷う場合は、専門家に相談することも選択肢の一つです。

Q2. 積立額を減らすことはできますか?

多くの金融機関で、積立額の変更や一時停止は可能です。家計が苦しいときに無理をして続ける必要はありません。生活に無理のない金額に調整することも、長く続けるための大切な工夫です。

Q3. 少額投資でも意味がありますか?

金額の大小にかかわらず、長期・積立・分散という投資の基本的な考え方を体験できることには意味があります。無理のない金額から始めて、慣れてきたら見直すという進め方でも十分です。

まとめ

含み損を見て不安になるのは、あなたがお金と真剣に向き合っている証拠です。誰だって最初はドキドキしながら投資を始めます。今日のマイナス表示だけで自分の判断を否定せず、当初決めた目的を思い出しながら、自分のペースで付き合っていきましょう。

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