正直に言うと、私はNISAを始めて最初の1ヶ月、毎日スマホで評価額をチェックしては一喜一憂するという、典型的な「やっちゃダメなこと」をやらかしていました。1,000円下がっただけで「やっぱり投資なんてやるんじゃなかった」と落ち込み、2,000円上がれば「俺って投資の才能あるかも」と調子に乗る。今思えば完全に振り回されていましたね。26歳、都内一人暮らし、年収350万円。将来への漠然とした不安から始めたNISAですが、ここに至るまでの失敗と気づきを、同じような境遇の方に向けて書いてみます。
そもそもなぜNISAを始めようと思ったのか
きっかけは、会社の同期との飲み会でした。「お前、まだNISAやってないの?」と言われて、正直ちょっとカチンときたんですよね。でも同時に焦りも感じました。私は毎月の手取り約23万円から家賃7万円、光熱費、食費、たまの飲み会代を払うと、月末にはほぼ残らない生活。貯金は一応50万円くらいありましたが、これが将来の何になるのかも分からない状態でした。
「このまま銀行に預けていても増えない」というのは頭では分かっていました。でも投資って怖いじゃないですか。親からも「株なんてギャンブルだ」と言われて育ったので、どこかでブレーキがかかっていたんです。
でも調べていくうちに、新NISAは非課税で運用できること、つみたて投資枠なら月100円からでも始められることを知りました。「これなら失敗しても致命傷にはならないかも」と思えたのが、最初の一歩でした。
とはいえ、証券口座を開設するだけで2週間かかりました。マイナンバーカードの写真がうまく撮れなくて3回やり直したのは、今となっては笑い話です。SBI証券と楽天証券で迷いに迷って、結局ポイントが貯まりやすそうという理由で楽天証券を選びました。
最初の3ヶ月で私がやらかした失敗3つ
口座を開設して、いざ投資信託を買おう!となったとき、私は大きな失敗をしました。それは「なんとなく人気ランキング上位の商品を買った」こと。eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)を選んだのは結果的に悪くなかったのですが、正直なぜこれがいいのか、リスクは何なのかを理解していませんでした。
2つ目の失敗は、冒頭にも書いた「毎日評価額をチェックしてしまう」こと。つみたて投資は長期で考えるものなのに、短期の値動きに心が揺さぶられて疲弊しました。株価が下がった日はYahoo!ニュースで「世界経済崩壊か」みたいな見出しを探しては、勝手に不安になっていました。完全に本末転倒です。
3つ目は、「友人に話しすぎた」こと。投資を始めた嬉しさで周りに言いまくったら、「今どれくらい増えた?」と聞かれるようになり、それがプレッシャーに。しかも1ヶ月目はマイナスだったので、「やっぱり投資って怖いね」と言われて余計に焦りました。今思えば、投資は自分のペースで静かにやるものですね。
3ヶ月経って分かったリアルな数字と心境の変化
さて、実際の運用状況をお見せします。私は毎月2万円をつみたて投資枠で積み立てています。3ヶ月で合計6万円を投資して、現在の評価額は約61,500円。プラス1,500円です。
「え、たったそれだけ?」と思いましたか?私も最初はそう思いました。でも考えてみてください。銀行の普通預金に6万円を3ヶ月預けても、利息は数円です。それと比べれば、まあ悪くないかなと。もちろん、これが将来マイナスになる可能性もあります。投資信託は元本保証ではありません。ここは絶対に忘れてはいけないポイントです。
心境の変化としては、2ヶ月目あたりから評価額をチェックする頻度が週1回になりました。慣れってすごいですね。今では「まあ、20年後に増えてればいいか」くらいの気持ちで放置できています。これがいわゆる「ほったらかし投資」の境地なのかもしれません。
ちなみに、年収350万円で毎月2万円の積立はちょっときついです。正直、飲み会を月1回減らし、サブスクを2つ解約しました。Netflix、さよなら…(友達のアカウントで見てます、内緒ですよ)。
これから始める人に伝えたい本音のアドバイス
3ヶ月やってみて、私が感じたことを正直に書きます。まず、NISAは「お金を増やす魔法」ではありません。コツコツ積み立てて、長期で運用して、ようやく成果が見えてくるものです。1年で資産が2倍になることを期待している人は、たぶん向いていません。
あと、生活防衛資金は絶対に確保してから始めてください。私は貯金50万円のうち、30万円は手をつけないと決めています。全額投資に回して、急な出費で売らなければいけなくなったら意味がないですからね。
証券会社選びについては、正直どこでも大差ないと思います。ただ、楽天証券は楽天カードで積み立てるとポイントが貯まるし、SBI証券は商品数が豊富で手数料も安い。私は楽天経済圏で生活しているので楽天を選びましたが、どちらも初心者には使いやすいです。
投資信託の選び方も迷いますよね。私のおすすめは、最初は「全世界株式」か「米国株式(S&P500)」のインデックスファンドを1本だけ買うこと。あれこれ分散させようとして複数買うと、管理が面倒になりますし、結局中身が被っていることも多いです。
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド
このあたりは信託報酬(運用コスト)も低くて、長期投資向きです。ただし、繰り返しになりますが元本割れのリスクはあります。「絶対に損したくない」という人は、投資ではなく定期預金や個人向け国債を検討したほうがいいかもしれません。
まとめ:向かない人もいるけど、私は始めてよかった
正直に言うと、NISAが向かない人もいます。毎日の値動きが気になって眠れなくなるタイプの人、すぐに結果を求める人、そもそも生活費がカツカツで余裕がない人。そういう人は無理に始める必要はありません。
でも私のように、将来への漠然とした不安を抱えていて、何か一歩踏み出したいと思っている人には、少額からのつみたてNISAはいいきっかけになると思います。まずは月5,000円からでも、証券口座を開設するところから始めてみてください。3ヶ月後、きっと今とは違う景色が見えているはずです。
この記事は、運営者(Ikuo)が自分自身で調べ、まとめた内容です。専門家による監修を受けたものではありません。より詳しい・個別の判断が必要な内容は、専門家や各サービスの窓口に直接ご相談ください。
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