クレジットカードで、私は大失敗した人間です。20代の頃、「ポイントが貯まるから」という理由だけで4枚も作り、気づけばリボ払いの沼で首まで浸かっていました。完済まで3年。その間の私は、財布の中のカードを見るたびに、ひとり静かに「お前たち、私の人生を何だと思っているの」と問い詰めていました(カードに罪はありません。悪いのは私です)。
だから離婚してシングルマザーになったとき、「もうカードは怖い、一生現金で生きる」と決めていたんです。でも、5歳の娘と年収280万円で暮らすなかで、現金払いだけだと、本来もらえたはずのポイントを毎年取りこぼしていることに気づきました。この記事は、カード恐怖症だった私が、年会費無料の3枚を実際に使い比べて、「正しい距離感」を見つけるまでの記録です。
いま「クレジットカード シングルマザー」で検索しているあなたは、たぶん「審査に通るかな」「どれを選べば失敗しないかな」「また使いすぎたらどうしよう」と、一度に三つも不安を抱えているはずです。大丈夫です。その慎重さこそが、カード選びでいちばん大事な才能です。調べに来ただけで、もう十分えらいです。本当に。
先に結論:シングルマザーがカードを選ぶ3つの基準
- 年会費無料であること(持っているだけでお金が出ていくカードは、家計にとっては居候です)
- 自分の生活圏で、ポイントの貯まり方を実感できること(スーパー、ドラッグストア、ネット通販など、よく使う場所に合うか)
- 使いすぎ・リボ払いを自分で止められる仕組みがあること(一括払い中心、利用額の毎週チェック、キャッシング枠0円など)
私は3枚を使い比べて、「メイン1枚+生活圏に合わせたサブ1枚」の2枚持ちに落ち着きました。ただし審査の結果や節約できる額には個人差があり、誰にでも当てはまるわけではありません。
シングルマザーがクレジットカードを持つメリットは「固定費のポイント」
きっかけは、保育園のママ友との何気ない会話でした。「光熱費とか全部カード払いにしたら、年間で1万5千円くらいポイント貯まるよ」。最初は「また怖い話が始まった」と身構えましたが、彼女は私と同じシングルマザーで、年収も似たようなもの。説得力がありました。
家に帰って電卓を叩いてみると、我が家の固定費は、家賃5万円、光熱費1万2千円、スマホ代3千円、保育料2万円、食費4万円。このうちカード払いにできるものだけでも月8万円以上ありました。仮に還元率1%のカードで払えば、年間で約1万円のポイントが貯まる計算です(支払い先によってカード払いの可否は異なるので、ご自身の分は要確認です)。現金で払っていた私は、毎年1万円ぶんのポイントを、そっと道端に置いてきていたようなものでした。
ただ、過去の失敗があるので慎重に調べました。リボ払いは年15%前後の手数料がかかる場合があり、私にとっては絶対に近づいてはいけない存在です。だから「一括払い中心で使うカード」だけを探しました。児童扶養手当や児童手当をやりくりしながらの生活では、ポイント還元は小さな希望の光でした。娘の文房具代や絵本代くらいにはなるかもしれない、と。
ちなみに、20代の私が貯めたポイントの交換先は、なぜか大量の非常食用乾パンでした。リボ払いの利息を思い出すたび、あの乾パンが今でも高級食材に見えて仕方ありません。
年会費無料のクレジットカード3枚を比較(楽天カード・PayPayカード・イオンカードセレクト)
実際に申し込んで使い比べたのは、楽天カード、PayPayカード、イオンカードセレクトの3枚です。どれも年会費無料で、シングルマザーの私でも審査に通りました。……と書くと落ち着いて見えますが、結果メールを待つ間の私は、合格発表を待つ受験生のように冷蔵庫を開けたり閉めたりしていました。中身は変わらないのに、です。
なお、以下は私が使った時点の体験と記憶にもとづく内容で、還元率や特典の条件は変わることがあります。申込前に必ず各社の公式サイトで最新条件をご確認ください。
| カード | 年会費 | 基本還元率 | 向いている人 | 気をつけたい点 |
|---|---|---|---|---|
| 楽天カード | 無料(最新条件は要確認) | 1%(要確認) | 楽天市場でよく買い物をする人。楽天会員の人 | メールマガジンが大量に届く。配信停止の設定は必須 |
| PayPayカード | 無料(最新条件は要確認) | 基本1%(要確認) | PayPayが使えるドラッグストアやスーパーが生活圏に多い人 | Yahoo!ショッピングをあまり使わない人はメリットが薄いかもしれない |
| イオンカードセレクト | 無料(最新条件は要確認) | 要確認 | 近所にイオン系列のスーパーがある人。毎月20日・30日の「お客様感謝デー」の5%オフ(要確認)を使いたい人 | イオン銀行の口座開設が必要で、手続きがやや面倒 |
楽天カード:楽天会員なら相性がいい
還元率1%で、楽天市場での買い物はさらにポイントアップします。私は娘のおむつ時代に楽天で買い物をしていた名残で楽天会員だったので、相性が良かったです。ただ、メールマガジンの量がすごい。毎日が決算セールの最終日みたいな勢いで届くので、配信停止の設定はお忘れなく。
PayPayカード:ドラッグストア通いの人向け
還元率は基本1%ですが、私の生活圏にはPayPayが使えるドラッグストアやスーパーが多く、特にウエルシアでの買い物が多い私には、PayPayポイントが貯まりやすい環境でした。Yahoo!ショッピングをあまり使わない人にはメリットが薄いかもしれません。
イオンカードセレクト:食費を少しでも抑えたい人向け
近所にイオン系列のスーパーがある人向けです。毎月20日・30日の「お客様感謝デー」で5%オフになるのは大きく、食費を少しでも抑えたいシングルマザーには魅力的でした。ただ、イオン銀行の口座開設が必要です。私は給与振込口座を変えるのが面倒で、結局サブ的な使い方になっています。面倒くさがりな自分の性格まで、きっちり家計に反映されました。
3枚使ってみた結論は、「メインカード1枚+生活圏に合わせたサブカード1枚」の2枚持ちがちょうどいい、というものです。私の場合は楽天カードをメインに、食品の買い出しが多い日はイオンカードという使い分けです。ただし、枚数が増えるほど管理は大変になります。管理に自信がないうちは、まず1枚からで十分です。
シングルマザーのクレジットカード審査は通る?私の体験と注意点
いちばん気になるのは審査ですよね。私は3枚とも通りましたが、これはあくまで私個人の結果で、審査に必ず通るという意味ではありません。審査基準は会社ごとに非公開で、一般的には、収入の安定性、勤続年数、他の借り入れ状況、過去の支払いの履歴などが総合的に見られるといわれています。年収が低いことや、勤続年数・他の借り入れ状況によっては、審査に通らないこともあります。
もうひとつ大事なのが、むやみに何枚も申し込まないこと。一般的には、申し込んだ記録は信用情報に残るとされています。「落ちたから別のカード、また別のカード」と連打したくなる気持ちは痛いほどわかりますが、そこはぐっとこらえて、1枚ずつ、各社の最新の申込条件を確認してから申し込んでください。
シングルマザーがカードを使うときに守りたい4つのルール
過去に失敗した経験から、私は自分なりのルールを決めています。これを守れない月は、翌月はカードを封印します。
- リボ払いは設定しない(カードが届いたら、まず設定を確認!)
- 利用額は家計簿アプリで毎週チェック(私はマネーフォワードMEの無料版を使用)
- カードで払うのは「どうせ買うもの」だけ(ポイント目当ての買い物はしない)
- キャッシング枠は0円に設定(ATMで借りられる状況を、そもそも作らない)
特に3つ目は声を大にして言いたいです。「ポイント5倍だから」という理由で、本来買う予定のなかったものを買うのは本末転倒。私も最初の頃、楽天スーパーセールで「ポイント10倍!」に釣られて、娘がまだ着られないサイズの服を買ってしまったことがあります。届いた箱を開けながら「私、何やってんだろう」と自己嫌悪に陥りました。ポイントを稼ぐために出費を増やすのは、ダイエット中に「運動したから」とケーキを食べるようなものです。
あと、利用明細は必ず確認してください。私は月に一度、カードの明細を印刷して、蛍光ペンで「本当に必要だった出費」と「なくても良かった出費」を色分けしています。地味ですが、これだけで無駄遣いへの意識が変わりました。ちなみに、色分けを始めた最初の月は、明細がほぼ全面ピンクになり、蛍光ペンのインクが先に尽きました。
正直、向いていない人もいると思う
ここまでカードの活用法を書いてきましたが、正直に言うと、向いていない人もいます。過去の私のように「あればあるだけ使ってしまう」タイプの人は、まだカードを持つ段階ではないかもしれません。利用額を見て「来月の給料で払えばいいや」と思ってしまうのは危険信号です。クレジットカードは「後払いの便利さ」と「使いすぎのリスク」が常にセットです。リボ払いや分割払いは手数料がかかり、支払総額が増えることがあります。
それでも、固定費の支払いでポイントが貯まる仕組みは、生活がギリギリの私たちにとって無視できないメリットです。私はこの1年で約2万円分のポイントを貯め、娘の習い事の教材費に充てることができました。ただしこれは私の生活と使い方での結果で、同じ額が貯まる、必ず節約できるというお約束ではありません。それでも、たかが2万円、されど2万円。シングルマザーにとっては大きな金額です。
シングルマザーのクレジットカードに関するよくある質問
私が調べたり、周りのママ友から聞かれたりした疑問をまとめます。制度や審査は変わることがあり、ここで書くのは一般的な考え方です。最終的には各社の最新の案内を確認してください。
Q1. 児童扶養手当は、カードの審査で「収入」に数えられますか?
A. 一般的には、公的な給付を収入として扱うかどうかは、カード会社や申込フォームの項目によって異なります。申込時の「年収」欄に何を含めるかは、各社の入力案内や問い合わせ窓口で確認するのが確実です。事実と違う内容を書くのは避けましょう。私は迷って、申込前にカード会社へ確認しました。
Q2. パートやアルバイトでも、審査に通りますか?
A. 一般的には、雇用形態だけで決まるわけではなく、収入の安定性や勤続年数、他の借り入れ状況などが見られるといわれています。ただし、通るかどうかは申込む人の状況と各社の基準しだいで、断言はできません。各社の申込条件(年齢、安定した収入の有無など)を事前に読んでから申し込んでください。
Q3. 年会費無料のカードに、あとから費用がかかることはありますか?
A. 年会費が無料でも、条件付きの無料だったり、追加のカードやサービスに費用がかかったりする場合があります。また、リボ払いの手数料や延滞時の遅延損害金は別にかかります。申込前に、公式サイトの「年会費」の注記まで読んでおくと安心です。
Q4. 貯まったポイントは、何に使うのがいいですか?
A. 私は、娘の習い事の教材費や文房具代など、「どうせ買うもの」に充てています。20代のときの乾パン交換は、さすがに反省しました。ポイントには有効期限があることが多いので、交換先と期限は忘れず確認してください。
Q5. カードは何枚持つのがいいですか?
A. 正解はありませんが、管理に不安があるなら、まず1枚からで十分です。私は3枚使い比べたうえで、メイン1枚とサブ1枚の2枚持ちに落ち着きました。申込みを一度にいくつも重ねないことも、大切です。
まとめ:クレジットカードは「節約の味方」にも「借金の入り口」にもなる
クレジットカードは、上手に使えば家計の味方になります。ただ、過去の私のように「魔法の打ち出の小槌」と勘違いすると、痛い目を見ます。まずは年会費無料の1枚から、固定費の支払いだけで始めてみてください。使いすぎが心配な人は、利用限度額を低めに設定するのも手です。
ここまで読んでくださって、ありがとうございます。怖がりながらカードを調べているあなたは、私よりずっとしっかりしています。昔の私のように「カードは怖い」と思っている方の背中を、この記事が少しでも押せたら嬉しいです。
※クレジットカードの審査基準は各社異なり、審査に通ることをお約束するものではありません。申込条件・年会費・還元率・特典は変更されることがあるため、必ず各社の公式サイトで最新情報をご確認ください。リボ払いには年15%前後の手数料がかかる場合があり、支払総額が増加するリスクがあります。節約額やポイントの貯まり方には個人差があります。
この記事は、運営者(Ikuo)が自分自身で調べ、まとめた内容です。専門家による監修を受けたものではありません。より詳しい・個別の判断が必要な内容は、専門家や各サービスの窓口に直接ご相談ください。

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