正直に言うと、私は40歳を過ぎるまでポイント還元をほぼ無視して生きてきました。「年収900万あるし、ポイントなんて気にするほどでもないでしょ」——そんな根拠のない自信が、今となっては本当に恥ずかしいです。
気づけば長男の大学進学まであと2年。教育費の資料を見て「えっ、私立理系って4年で600万超えるの?」と震えた夜、ふと妻に「あなた、今まで何枚クレジットカード使ってきたの?」と聞かれました。答えは5枚。しかも全部還元率0.5%の年会費無料カード。年間300万円以上カード決済しているのに、貯まっていたポイントは合計で1万5千ポイントほど。妻の冷たい視線は、冬の北風より刺さりました。
還元率1%以下のカードを5枚持っていた黒歴史
私の失敗の原因は明確でした。「とりあえず作ったカードをそのまま使い続けていた」というシンプルな怠慢です。管理職として部下には「選択と集中が大事だ」なんて偉そうに言っているくせに、自分の財布の中は選択も集中もない状態。合計320万円以上をカードで払っていたのに、戻ってきたのは実質1万5千円分程度。還元率を1.5%に上げるだけで、4万8千円になる計算です。この差額、毎年捨てていたと思うと膝から崩れ落ちそうでした。
「メインカード1枚+サブ2枚」体制で年間12万ポイントに到達
色々調べた結果、私が採用したのは「メインカード1枚+特化型サブカード2枚」という構成です。
- 三井住友カード(NL)ゴールド:年間100万円利用で翌年以降年会費永年無料+1万ポイント。コンビニ・飲食店でスマホタッチ決済なら最大7%還元
- 楽天カード:楽天市場での買い物を集中。SPU活用で実質3〜5%還元
- JCB CARD W:Amazon利用で2%還元。スターバックスカードへのチャージで5.5%還元
実践を始めて1年、貯まったポイントは約12万ポイント。これを投資信託の購入に回すと、長男の大学入学までにさらに増やせる可能性もあります。
ポイント投資で「貯めて終わり」から卒業する
せっかく貯めたポイントを「いつか使おう」と放置していると、有効期限切れで消滅するリスクがあります。私の場合、貯まったポイントはすべて投資信託の購入に回すことにしました。楽天ポイントは楽天証券で、Vポイントは三井住友カードの新NISA口座でそれぞれ投信買付に充当。月1万ポイントを20年積み立てて年利5%で運用すると、約400万円になる計算です。
もちろん、投資信託には元本割れのリスクがあります。ポイントだからといって雑な投資判断をすると、普通に損します。私は今、全世界株式インデックスファンド一本に絞っています。面白みはないですが、睡眠の質は上がりました。
相続を見据えて「家族カード」と「ポイント共有」を整備
43歳になると、さすがに相続のことも頭をよぎります。多くのポイントは「一身専属」扱いで、相続できないものがほとんど。つまり、ポイントを貯め込んだまま死ぬと、全部消えてなくなる可能性が高いのです。対策として、私は以下を実践しています。
- 楽天ポイントは「ポイント投資」で証券口座内の資産に変える
- 妻と息子に家族カードを発行し、ポイントを一元管理
- 貯まったポイントは定期的に使い切るか、投資に回して資産化する
まとめ:ポイント還元は「節約」ではなく「資産形成の一部」
この1年でわかったのは、ポイント還元は「小銭稼ぎ」ではなく、立派な資産形成の手段になりうるということです。ただし、向かない人もいます。カードの使い分けが面倒に感じる人、ポイントのために不要な買い物をしてしまいがちな人は、シンプルに還元率1%のカード1枚で十分かもしれません。もしあなたが「今のカード構成、本当にこれでいいのかな」と少しでも思ったなら、ゴールデンウィークの1日を使って明細を見直してみてください。気づいた日が一番若い日です。今日から始めましょう。